うつ病の治療方法ってどういうもの?そもそも
うつ病って治るの?そういう風に思っている人も少なくはないと思います。うつ病の基本的な治療方法は休養と薬によるものになります。
この病気は脳の神経伝達物質の働きに異常が出ててしまったために引き起こすものなので、そのバランスを改善し、機能を回復させる「抗うつ剤」という薬を服用します。しかし、うつ病の種類によっては、休養と服薬のみでうつが治ることを強調しすぎると、それに依存してしまうようになります。
抗うつ剤にはSSRI(神経伝達物質のセロトニンの再取り込だけを阻害する薬)とSNRI(セロトニンの他にノルアドレナリンという伝達物質の再取り込の阻害する薬)という薬がよく使用されます。
この薬は飲んですぐに効果があらわれるものではありません。服用して2週間~2か月で効きはじめますので地道に治療しましょう。
薬の効果が出るまでに時間がかかるために、「効き目がでない」あるいは「最近調子がいいから」と自己判断をして、勝手に薬を増やしたり、服用を突然に止めてしまうと副作用が強く出ることがあります。
薬を止めるのも、増減させるのも医師の指示に従って正しく服用する必要があるので注意しましょう。